私も30代初期に転職活動を始めた時、エージェントから「難しい」と言われ、同様の思いでいました。
この記事では、私が営業職からマーケティング職に転職するまでのステップと、転職活動のリアルな経験を共有します。
私は自分の経験から、年齢や経験がなくても、自分のスキル、市場価値を上げることで、新たな道が開けるということを強く感じています。
私の経験が、同じように新たな道を探している人々の参考になれば幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
【転職ガイド0】30代未経験でマーケティング転職をした理由
30代で未経験からマーケティング職への転職を考えた2つの大きな理由をお話しします。
①市場価値を高める為
マーケスキルを磨くことで、既に持っている営業スキルとの組み合わせが、私を市場での希少な人材として位置づけると考えました。
この市場価値の向上により、より自由にキャリアを選択できるようになると感じています。
私の理想は、どこでも働ける能力を持ちつつ、世の中に大きな影響を与えるサービスを提供する会社で、そのサービスやビジョンに共感して働くことです。
給料だけのためや、転職が難しいからという理由で会社に留まるのではなく、真に信じるサービスのために働きたいと思っています。
②副業での収益を大きくする為
収益化出来た副業のブログを伸ばしていくために、それを仕事に出来るWebマーケティングに転職することを決意しました。
副業からの収入が本業と同等になれば、社内のプレッシャーや上司の顔色を気にせず、自分の信じる正義を貫くことができると感じています。
私は、社内の風向きに流されるのではなく、真にユーザーのために動くプロフェッショナルを目指しています。
そのため、副業の収益をさらに拡大することが、私のキャリアにおいて極めて重要だと考えています。
以上の二点が私が30代未経験でマーケティングに転職した理由です。
次に、未経験からマーケティング転職を達成させたスキルアップの方法を記載していきます。
【転職ガイド1】30代未経験のスキルアップ3ステップ
step.1
ブログを通じてマーケティング学習を開始
step.2
ブログで得た知識、スキルを本業でも活用
step.3
スクールで基礎を学びなおす
上記のステップを通じて35歳でマーケティング職への転職を成功させました。
step1.ブログから始めるマーケティング学習
ブログからマーケティングを学び始めた理由は、ブログにはマーケティングの基礎が詰まっていると考えたからです。
具体的には以下の様な業務です:
- キーワード選定:集客するユーザーを選別して、狙いを定める
- リサーチ:競合環境とユーザーニーズを分析し、勝つための法則を見つける
- アウトプット:集客したユーザーを興味付けしていく
▼ブログの基礎については次の記事で詳細を解説していますので、ご参照ください。
これらは、SNSや展示会などの他マーケティング活動でも共通し、活用できる部分です。
step2.ブログで学んだスキルを本業でも使う
副業だけだと時間が圧倒的に足りないと考えていたので、本業でもブログで得た知識を活用する様にしました。
私の場合、クライアントワークから企画職に異動した為、メルマガ作成などで活用しました。
文章構成つくりや、ターゲットとなるペルソナ設計で、ブログで得た知識を活かしました。
副業だけでの時より、得た知識を引き出す回数が増えて知識定着のスピードが上がった実感がありました。
step3.オンラインスクールと本での学習
私は、独学では限界を感じたため"スクール"や"本"で学習を深めることにしました。
特に、独学だと、間違った努力に気づけない点が最大の難しさだと感じました。
私の場合、2年ほど続けたブログの運用の仕方に間違いがあり、初めから全てをやり直す事になってしまいました。
before (独学時) | after (学習後) | |
---|---|---|
思考 | 単純に記事数を多くすれば良い | 有益な情報を与える |
行動 | 自分の好み、やりたい事を執筆 | 読者が知りたい事を執筆 |
私のミスは、スクールではよくある失敗例として紹介されており、授業を受けていたら数分で軌道修正できていました。
過去に事例があるのであれば、歴史や成功者に学ぶことが早いと痛感した出来事でした。
私が学習に活用した本- BtoBマーケティングの基礎知識
この本は、私がマーケティングの基本を学ぶために活用した一冊です。
企業でマーケティングを行う際の基本的な概念と戦略が詰まっています。
以下のような内容が含まれています:
- 個人と企業の消費行動の違いの説明:個人は感情で購入するが、企業は論理的に購入する等
- 企業でのペルソナ設計:担当者と企業で分けて設計する方法等
- 目標値の設定方法:営業部門と連携した設定方法等
個人でブログを運営するだけでは気づかない、企業レベルでのマーケティングの深い洞察が得られます。
これらの知識は、転職活動においても大きな影響を与えるでしょう。
私自身、この本から得た知識が転職成功に繋がったと感じています。
私が使っているマーケティングスクール - 【withマーケ】の魅力
私がこのマーケティングスクール【withマーケ】を受講している一番大きな理由は、サブスク型で安いことです。
他多くのマーケティングスクールが受講料20万~50万円と高額な中、このスクールは月額5000円の受講しやすい価格設定が魅力です。
値段以外に内容も充実
- 幅広い領域をカバー
PCやツールの利用説明から基礎知識、事業規模でのマーケティング運用まで学べます。 - 行動が明確になる
「ブログで稼ぐ」「ライターで稼ぐ」等、目的別にロードマップが設定されています。 - 質問機能がある
現役プロマーケターにいつでも質問できるので、自分に合ったアドバイスがもらえます。 - 勉強会や交流会がある
同じレベルや志の仲間と交流でき、自分の考えを整理する機会があります。 - 体験談や成功例を聞ける
理論だけでなく、現場のリアルを学ぶことができます。
私は特に質問機能で、自分のキャリアやブログの相談して、成果を出せているので非常に価値を感じています。
こうしてスクールや本で体系的に知識を学べたお陰で、転職を成功させることが出来ました。
次に、私の転職活動の内容(利用した転職サービスや実際に受けた質問など)についてお伝えしていきます。
【転職ガイド2】30代未経験者がマーケティング転職を成功させた転職活動
私が30代未経験からマーケティング転職を達成させた経験をお伝えしていきます。
利用した転職サービスとその評価
主に利用した転職サービスは以下の4社であり、企業と直接交渉するタイプとエージェントを通じるタイプで分けて記載しています。
それぞれのサービスを利用した理由と感想を記載していきます。
①Wantedly:企業との接点を増やすためのサービス
メリット | デメリット |
---|---|
気軽に企業との接点を持つことが可能 | 大手の選考を進めるには向かない |
私がWantedlyを利用していた最大の理由は、企業との接点を増やすことができる点です。
他のサービスと異なり、面談から始める事が多い為です。
この為、30代未経験の自分の要望を精査することが出来ましたし、不足しているスキルを確認することが出来ました。
具体的には、次の様な情報収集が出来ました。
- 働き方:マーケティング職はどのくらいの企業がフルリモートを採用しているか等
- スキル:ツール(GA4、Big query等)について会話が成り立つか等
結果として、本格的に選考を進める前の情報収集に大きく役立ちました。
②Green:多様なエージェントとの接点を増やすサービス
メリット | デメリット |
---|---|
多くのエージェントとの接触が可能 | 各エージェント毎の求人数が少ない |
Greenの最大の魅力は、IT/Web業界に特化しており、個人や中小企業のエージェントが多数在籍している点です。
これにより多くのエージェントと接点を持ち、様々な角度からアドバイスを収集することができました。
具体的なアドバイスの例:
- マーケターになるまでのキャリアステップ:先ず営業職としての商材を変えるステップの提案を受けたりしました。
- 未経験での転職に於ける収入面:企業には聞けない収入の相場を、経験豊富なエージェントに確認しました。
このようなアドバイスは、エージェントによって異なるため、多くのエージェントから意見を聞くことで、自分に最適な選択を見つけられました。
③doda:求人数が多い大手転職サービス
メリット | デメリット |
---|---|
求人数が多い | エージェントの質が一定でない |
dodaの最大の特徴は、その求人数の多さです。
更に、スタートアップよりも規模の大きな企業が多く登録されています。
私がdodaを利用した理由は二点です。
- 内定を取得すること
- 希望職種が本当に自分のやりたいことかを見極めること
具体的には、募集している企業に直接話を聞き、業務内容を確認することで、希望職種の適合性を判断しました。
例として、アフィリエイト企業の顧客担当者の募集では、営業要素が強く自分の要望とは異なることが分かったりしました。
一方で、大手の転職サービスには、エージェントの対応が一定でないというデメリットがあります。
テレビCMなどの広告活動を行っているため、多くの求職者が利用していて、一人一人に手厚くない場合があります。
私の経験では、面接対策は希望した場合のみ、そして選考結果は合格した場合のみの連絡でした。
このような特性から、dodaは転職経験が豊富な上級者向けのサービスと感じました。
④type:エージェントの対応が圧倒的に手厚い転職サービス
typeの最大の特徴は、エージェントの対応の手厚さです。
この手厚いサポートは、登録時の事前審査や求職者の選定によるものと考えられます。
具体的に以下の点でサポートが手厚いと感じました
- 企業分析サポート
ネットには掲載されていない企業の募集背景や求める人物像などの情報を提供してもらえました。 - 面接対策
希望せずとも、話し方や自分のアピールポイントなど、具体的なアドバイスを受けられました。 - 丁寧な対応
細かい疑問にも答えてもらえ、各企業のフィードバックも詳しく提供されました。
大手サービスのdodaと比較すると、typeの求人数は少なめですが、多いからといって必ずしも良いわけではありません。
大切なのは、どれだけ的確に求人を紹介してもらえるかです。
私自身、typeを利用して2回転職を成功させた経験があり、その信頼性を実感しています。
特に、転職経験が少ない初心者から中級者には、typeの丁寧なサポートが非常に役立つと感じます。
type転職エージェントでの活動詳細については、以下にまとめています。
以上が私が利用した転職サービスの紹介となります。
次に、応募した求人数とその結果をお伝えしていきます。
応募した企業数と活動期間
転職活動中の記録は以下の通りです:
- 書類提出:約100社
- 面接実施:約15社
- 二次面接以降の選考:約5社
- 内定:2社
転職活動の期間は約半年間でした。
初めにdodaを3か月利用し、1社から内定を獲得しましたが辞退。
その後、typeを3か月利用し、1社から内定を獲得して活動を終えました。
また、勉強期間中に情報収集やスキルの確認のために、WantedlyとGreenを3年間不定期で利用していました。
アピールしたポイントと成功例
私は自己研鑽ができる点を強みとして、それを企業で活かせることをアピールしました。
以下の二点を伝えたかったからです。
- 育成コストが低い事:受け身ではなく、自分で学習する能力がある事を伝えます。
- 常に学ぶ姿勢がある事:日々変わる技術やトレンドをキャッチアップできる能力を伝えます。
具体的に、ブログでの情報発信や、スクールでスキルを磨いていることをエピソードとして紹介しました。
さらに、日本の社会人半数が自己研鑽していないので、自ら学ぶ姿勢は大きな差別化ポイントとなりました。
スキルを磨いているあなたも使えるアピールポイントだと思います。
面接でよく聞かれた質問
面接の質問で共通している事は、会社への貢献具合と直ぐに辞めないかの二点になります。
何故かと言うと、転職市場では即戦力が重視され、短期間で退職されると投資対効果が悪くなってしまうからです。
具体例として、未経験からマーケティング職を志望した際に、特に多く聞かれた質問を中心に紹介します。
マーケティングに特化した質問
- マーケティングをやりたいと思ったキッカケは何ですか?
- マーケティングでは具体的に何をしたいですか?
- マーケティングをする商品の優先順位は?
- 社内異動では実現が難しいのか?
- 自分のマーケティングのスキルでどこが欠けているか?
マーケティングとは言え、幅広い領域なので、それを勉強して理解した上で何がしたいか、何ができるかが問われることが中心でした。
さらに、企業や自身のブログに関する施策についても多くの質問があました。
マーケティングに関する質問例:
- 自社サービスについて:入社したら、どんなマーケティング施策を実施するか?
- 自身のブログについて:収益を伸ばすために、どのジャンルを選ぶか3つ理由を添えて話してください。
- 例題形式:ホットココアをハワイで売るならどうするか?
これらの質問から、私がNGになった理由は、知識量と仮説を立てる能力が不足している点でした。
これらは、スクールで学びなおして、本業で活かすことで解決していきました。
▼そのほかにも面接でよく聞かれる質問については、次の記事で詳細を纏めていますので、ご参考にしてください。
面接への対策
面接への対策としては、準備して練習を徹底する事です。
- 伝え方の練習:自分が話す様子を録画して、伝えづらい部分は何度も修正しました。
- 話し方:結論を先に述べ、その理由や具体的な例を挙げ、再結論でポイントをまとめるPREP法を使う。
- 振り返り:面接はすべて録音し、後で振り返りを行い、エージェントからのフィードバックも積極的に取り入れました。
準備と継続的な学びが転職成功の鍵であることを実感しました。
最後に、転職のメリット/デメリットをまとめます。
▼このステップガイドを通じて、得たマーケターの業務については、次の記事で詳細を記載しています。
【転職ガイド3】30代未経験でのマーケティング転職のメリットとデメリット
最後に、30代未経験ならではのマーケティング転職のメリットとデメリットを共有します。
全てが良いことばかりではありませんので、私はそのデメリットを受け入れ、メリットを追求する決断をしました。
メリット:市場価値の向上と個人での収入獲得
- 個人での収入獲得の可能性:
スキルを活用して、個人で運用しているブログやSNSでアフィリエイト収益や広告収益を上げることが現実的になります。 - 市場価値の向上:
他の職種の経験を持つマーケティング人材として独自の価値を提供できます。
市場価値向上の詳細に関しては、以下の記事の"希少性を高めて収入を上げる方法"について触れています。
デメリット:給料減少の可能性と就業環境の変化
- 給料の減少の可能性:未経験としてのスタートのため、初めは給料が減る可能性があります。
- 就業環境の変化:未経験のため、大手企業への入社が難しい可能性があり、前の職場とは異なる就業環境になることが考えられます。
就業環境については、リモートワークやオフィスの広さ、服装、従業員食堂などに関して、品質が低くなるかもしれません。
以上が私の経験則に基づく30代未経験からの転職ガイドでした。
私は、利用しませんでしたが、資格取得も未経験転職に役立つ有効な手段となります。
以下の資格纏め記事を参考にしてみてください。