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軸ずらし転職で30代の年収を大幅アップ! 著名本の秘訣を活用した方法

軸ずらし転職が年収を上げるための方法として推奨されていることは知っていますか?

しかし、具体的な方法がわからない...
そんなあなたは一人ではありません。

私もかつては、軸ずらし転職に関する本を読んで理解しようとしましたが、すぐには実践に移す事はできませんでした。

只、私はいくつかの転職関連の本の情報を組み合わせることで自分に合った軸ずらし転職の方法を見つけることができました。

その結果、二度の軸ずらし転職を成功させ、年収を200万円近くアップすることができました。

この記事では、関連本を元に、伸びる業界の選び方、新たな職種の考え方、私の実体験と本の著者の例から成功の秘訣を共有します。

軸ずらし転職とは?:業界×職種=給料

軸ずらし転職とは、現在の業界や職種のうち、片方だけを変更して新しい場所でのキャリアを築くことを指します。

具体的には、これまでの経験やスキルを活かしつつ、より利益率の高い業界や職種にシフトして転職を目指す方法です。

このアプローチの最大のメリットは、リスクを最小限に抑えつつ、生涯年収を効果的に上げることができる点にあります。

つまり、全てを一から始めるのではなく、既存の経験や知識をベースに、微調整を加えてキャリアアップを目指すのです。

この微調整のアプローチが「軸ずらし」と称される理由です。

業界と職種の重要性

年収に大きな影響を与えるのは、実は個人のスキルや人脈よりも、所属する業界や職種です。

その理由は、業界や職種がもたらす利益のインパクトが、個人の能力よりも大きいからです。

例として、私の経験をお話しします。

新卒で入った食品卸売業界は利益率が低く、平均的な年収もそれほど高くありませんでした。

その会社では、「石でも売れる」圧倒的な営業スキルを持つ営業マンでさえ、年収は業界の平均を大きく超えるものではありませんでした。

このように、年収は、個人のスキルを磨く以前に、業界や職種を適切に選ぶことが重要となります。

業界選びの秘訣

業界を選ぶ際の最も重要なポイントは、衰退していない、かつ、機械やAI等に代替され始めていない業界を選ぶことです。

その背景には、衰退している業界では、どれだけ努力しても年収の大幅な上昇は期待しにくいという事実があります。

例えば、電車の切符を手動で切る仕事をしている会社に勤めていたとしましょう。

もしそこで、業務を非常に効率的に回せるようになったとしても、自動改札機の普及により、その仕事は必要なくなってしまいます。

このように、各業界には時代の流れとともに変わる「寿命」や「ライフサイクル」が存在します。

それを理解し、適切に業界を選ぶことが、成功の鍵となります。

業界選びの秘訣①: ライフサイクルを理解する

業界には、『ニッチ ⇒ スター ⇒ ルーティーンワーク ⇒ 消滅』というサイクルがあります。

業界のライフサイクル

  1. ニッチ:
    新しい産業を作ろうとしている企業が多く参入している業界
    2023年現在の例としては、仮想通貨やメタバースが該当します。
  2.  

  3. スター:
    安定して利益を上げている成熟した業界
    自動車業界、NTTなどの通信業界、金融、商社などがこれに該当します。
  4.  

  5. ルーティーンワーク:
    特定のスキルや知識が不要で、誰でもできるような状態
    業界内での競争が激しくなり、機械やAIによる代替が進みます。
  6.  

  7. 消滅:
    業界が衰退し、仕事の需要がなくなる段階
    競合間での利益がすり減らされ、熾烈な価格競争が始まります。
    社内でも少ない椅子にしがみつこうとし、社内政治が活発化します。

このような業界のライフサイクルを理解し、自身のキャリアを計画する事が軸ずらし転職成功の鍵です。

業界選びの秘訣②:ライフサイクルを活用する

業界のライフサイクルの中で、特に「スター」と「ニッチ」を選択することで、年収を上げる可能性が高まります。

スター業界の魅力と競争

スター業界とは、高い生産性やブランド力を持ち、その結果として高い平均年収を誇る業界のことを指します。

上記で紹介している通り、自動車、通信、金融などがこれに該当します。

私の高校時代の同級生たちの中で、スター業界にいる人は、特定の専門的なスキルを持たずとも、年収1,000万円以上を得ていました

しかし、その魅力的な待遇の裏には、学歴や経験を問わず、多くの人々がこの業界を目指す競争の激しさがあります。

実際、多くの優秀な人材や高学歴の人がスター業界を目指し、その中でトップに立つための競争が日々繰り広げられています。

競争を避け、高い収入を築くためには、まだ知名度が低いが将来的な成長が期待されるニッチ業界を早い段階で見つけ、その波に乗ることが鍵となります。

ニッチ業界の魅力とそのリスク

ニッチ業界とは、特定の範囲や市場に特化した、まだ大きな成長が期待される業界のことを指します。

これらの業界は、成長段階の企業が多い為、重責に就き高い報酬やストックオプションなどの魅力的な待遇が期待できることが多いです。

以下に、2023年現在、需要が高まっているニッチ業界と、まだ市場の成熟度がニッチ業界の例を示しています。

更に、伝統的な業界の非効率をテクノロジーで解決する動きも増えてきていて、これらもニッチ業界に含まれます。

需要が高まっている伝統的な業界の非効率を改善成熟度が低い
クラウドスタディサプリドローン
IoTクリニクスブロックチェーン
SaaSUberweb3
ニッチ業界の例

しかし、ニッチ業界にはリスクも伴います。

市場が未熟であるため、急な変動や予測困難なトレンドの変化が考えられます。

そのため、転職を考える際には、業界の将来性や自身のキャリアパスをしっかりと考慮することが重要です。

逆に避けるべき業界の特徴

転職を考える際、特に避けるべきは、生産性が低く、将来的な成長の見込みが乏しい業界です。

変化の激しい現代において、10年前と変わらないサービスを提供している企業や業界は、市場の成熟や飽和を示している可能性が高いです。

例:

  1. ウェディング業界
  2. 外食産業

このような業界に新たに参入すると、差別化が難しく、代替可能な人材としての位置づけになるリスクが高まります

実際、業界ごとの生産性には、最大で20倍もの差があると言われています。

そのため、転職を考える際には、業界の将来性や自身のキャリアパスをしっかりと考慮し、適切な選択をすることが重要です。

業界選びについての考察は、以上となります。次に、業界選びと同じくらい重要な、職種選びについて詳しく見ていきましょう。

「職種」より「ポジション」: あなたのキャリアの新しい見方

近年、職種は時代の流れとともに細分化され、その中でさらに詳細な「ポジション」が重要視されるようになってきました。

転職2.0 日本人のキャリアの新・ルール』で提唱されているように、従来の大まかな職種のカテゴリーを超えて、ポジションを重視する考え方がカギとなります。

具体的には、マーケティング職の中でも以下の様に時代の流れや技術の進化に応じて、多岐にわたるポジションが存在します。

  • ディレクター
  • ブランディング
  • SEOコンサルタント
  • コンテンツマーケター
  • SNSマーケター

これらのポジションごとに、求められるスキルや経験、強みが異なります

例えば、ディレクターなどは広範囲の知識やスキルが求められ、一方で、コンテンツマーケター等は特定の分野に深い知識やスキルが求められます。

このような違いを理解し、自分のキャリアの方向性を決める際に、ポジションの特性を考慮することが重要です。

軸ずらし転職の成功の秘訣4選

業界や職種の選び方を理解した上で、動き出すには、次のポイントを抑える事が大事です。

①自分のタグと市場環境を理解

成功するための転職では、自分が持っている「タグ」を明確に理解することが不可欠です。

タグとは、スキル、経験、そしてコンピテンシー(強み)を指します。

タグの具体例

  1. スキル:
    ライティング、動画制作、Officeの使用能力など。
  2. 経験:
    リーダーシップ、新規営業、BtoB、BtoCなど。
  3. コンピテンシー:
    コミュニケーション能力、誠実さ、継続力、創造的能力など。

そして、現在の市場で自分のタグがどれほどの価値を持っているのかを定期的にチェックすることが、転職を考える上での重要なステップです。

現状よりも良い年収のポジションがあれば、転職の価値があり、逆に、現状の年収が市場価値よりも高い場合、タグを増やす努力をすることが求められます。

②継続的なスキルアップ

現代の転職市場は、日々進化しており、その変化に適応するためには継続的なスキルアップが不可欠です。

特定のスキルや経験が高く評価される時もあれば、新しい技術やトレンドに合わせて新たなスキルが求められる時もあります。

特定のスキルや経験トレンドに合わせたスキル
スキルデータ解析、機械学習音声認識技術
時代背景AIやIoTの進化スマートスピーカーの登場
採用社会全体で求められる特定の企業で求められる
求められるスキルの例

このように、市場のニーズは常に変わっています。

そのため、自分の持っているスキルや経験を継続的にアップデートすることで、市場価値を維持・向上させることができます。

新しいスキルを身につけることで、新しいチャンスや可能性が広がり、より充実したキャリアを築くことができます

③目指すポジションからの逆算

スキルアップは不可欠ですが、目的のポジションに合わせたスキルアップが重要です。

目的と関連性のないスキルを身につけるのは時間の無駄になる可能性が高いからです。

私の場合、マーケティングに軸をずらしていくためにプログラミングやブログ、SNSの勉強を継続しました。

しかし、マーケティングでは英語を重視しないのに、何となく英語を学んでいても意味がなかったでしょう。

目標を設定し、それに向かって逆算して行動することで、成功への道が開けます

④30代特有の転職の悩みとその解決策

30代では家族の存在や生活の安定が考慮点として増えます。

収入や転勤は特に重要な課題となり、転職時には希望収入を明確に伝えることが必要です。

特に、業界の軸ずらしではなく、未経験の職種への転職は収入減のリスクを伴う可能性があるため慎重になる必要があります。

家の購入を考える際は、賃貸や中古物件の選択でリスクを減らし、動きやすい状態を維持することが推奨されます。

また、支出の把握と貯金は、給与交渉の際の強みとなります。

▼具体的に営業からマーケティングに軸ずらしを達成させる為には、次の記事をご参考にしてください。

軸ずらし転職のリスクと注意点

軸ずらし転職には多くのメリットがありますが、同時にリスクや注意点も存在します。

ここでは、そのリスクと注意点を詳しく解説していきます。

軸をずらしすぎる危険性

軸ずらし転職の際、業界と職種を同時に大きく変えることは推奨されていません

その理由は、これまでの経験やスキルを活かせず、完全に新しい環境でのスタートとなるため負担が大きくなりすぎるからです。

例えば、私が食品業界から金融業界へ、未経験のマネージャー職として転職する場合、成果を出す事は困難になるでしょう。

新しい業界の知識やスキルを習得することは時間がかかります。

一方で、多くの企業は転職者に即戦力としての活躍を期待しています。

軸を大きくずらしすぎると、自分自身が困難な状況に立たされる可能性が高まります。

転職をしてはいけないタイミング

転職を考える際、感情的な判断だけで行動するのは避けるべきです。

仕事が嫌になった、ツラいと感じるだけのタイミングでの転職は、目的が曖昧になりがちです。

転職は、自分のキャリアや人生の目標を実現するための「手段」として捉えるべきです。

以下、転職の目的をズラサない注意点をまとています。

  1. 転職の真の目的を明確化:
    逃げ場所としての転職は避け、自分が本当に求めるキャリアや生活を実現するためのステップとして転職を考える
  2. 信頼できるエージェントの選定:
    転職のインセンティブ目当てのエージェントは避け、長期的な視点でアドバイスをしてくれるエージェントを選ぶ
  3. 企業の募集背景を確認:
    転職先の企業が人員補充か、成長の投資かを確認し、自分に合った環境を判断することが重要

転職を考える際は、感情的な判断だけでなく、冷静に自分のキャリアや将来を考え、適切な判断を下すことが大切です。

▼エージェントに関しては、次の記事をご参考にしてください。

私の軸ずらし転職の実体験

私自身2回の転職を経験しており、その経験をお伝えしていきます。

詳細に関してはこちらの記事をご参考にしてください。

食品業界からweb業界への挑戦

私の初めての転職経験は、食品業界からweb業界への移行でした。

この転職により、年収や働き方(残業時間や休日出勤等)が大きく好転しました。

入社当初の年収は変わらなかったものの、後に100万-200万円程度増加しました。

更に、働き方の変化により残業80時間から10時間以内にすることが出来ました。

商材は変わったものの、新規開拓の営業経験が役立ち、入社わずか半年でMVPを獲得することができ、軸ずらし転職の効果を体験しました。

35歳でのweb業界内での職種(ポジション)変更

次のステップとして、私は販促企画職からマーケティング職(ディレクター)への軸ずらし転職を果たしました。

マーケティング職としての直接の経験はなかったものの、以下の点を評価いただき、希望するポジションを獲得することができました。

  • ブログでのSEOやサイト運営に関する経験やスキル
  • 本業でのメールマーケティングの経験

今回の職種変更での転職において、転職時の年収は前職と変わりませんでした。

只、未経験として扱われる可能性が高い中、前職の年収を維持できたことは、大きな成果と感じています。

この時の転職の進め方に関しては、以下の記事で詳細をまとめています。

この転職では、業界と職種の両方で少しずつ変化を求めたため、新しい知識やスキルを習得することが多く、日々学ぶことが絶えません。

しかし、ベンチャー企業のCMOという目指すべきポジションを明確に持ち、行動しているため、日々の業務を楽しんでいます

軸ずらし転職:実例から学ぶ

軸ずらし転職の方法論を理解するため、以下の著名な経験者の経歴や考え方を参考に探っていきます。

  1. motoさん:軸ずらし転職の発案者
  2. 中村臣さん:『転職2.0』の著者であり、転職特化SNSのLinkedInの元CEO

motoさんの独自の視点

motoさんは、本業での成果に集中し、その結果を元に業界を変える軸ずらし転職をして年収を増加させています。

成果を出すための本業への取り組み方の一例を以下にまとめています。

  • 積極的な姿勢:
    新卒でホームセンターに入社した際、4年目の社員が通常行う店舗レイアウトの仕事を自ら引き受ける
  • 挑戦心:
    未経験の採用業務にも挑戦し、社長から「新卒で東大生10人採用」という指令を受け、採用活動に貢献するブログを開始
  • 優秀な社員から学ぶ:
    仕事が早い上司の方法を学び、例えば、テキストショートカットを活用するなどして効率を上げる等

これらを実施して、以下のような業界でキャリアを積んでいます。

  • Step 1: 小売業界(ホームセンター)
  • Step 2: IT業界
  • Step 3: 広告業界

このようなスキルアップと軸ずらし転職の戦略により、年収は240万円から1000万円へと大幅に増加させています。

加えて、本業での成功を受け、副業として「転職アンテナ」などのブログメディアで「同じサラリーマンに役立つ情報」を発信。

この副業から年収4000万円を得ています。

成功する転職の秘訣や仕事への効果的な取り組み方を知りたいなら、motoさんの本は必読です。
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リンクトイン元CEO中村さん村上臣氏のキャリア

村上さんは、自己理解とチャレンジ精神によって、スキルを高めながら職種を変える「軸ずらし転職」を成功させています。

具体的な例を以下に挙げます。

  • 自分の強みを理解
    新規事業開発よりも、既存のアイディアを拡大する方が得意とし、対象ポジションを獲得
  • スキルの組み合わせ
    エンジニアとしてキャリアをスタートし、その視点で企業買収に関与
  • シナジーを生む
    個人的なモバイルプロダクト開発の熱意と、会社のPCからモバイルへのシフトがシナジーを生む

さらに、村上さんは2、3手先を読む重要性を強調し、転職先で得られるスキルや経験、そしてその後のキャリアパスの設計を推奨しています。

村上さんの軸ずらし転職の経歴は以下の通りです。

  • Step1:エンジニアとして起業に貢献。
  • Step2:ヤフー執行役員CMOとして企業買収に関与。
  • Step3:リンクトインの日本代表

エンジニアのバックグラウンドと企業買収の経験が評価され、リンクトインの代表になりました。

このように、強み、スキル、経験の「タグ」という考え方を採用し、その中で軸をずらす事を実践する事が2023年時点では有効です。
まだ本を読んでいない方は、ぜひ以下から購入してご一読ください。


筆者が考える軸ずらし転職: 主要な情報源

私の「軸ずらし転職」に関する考え方は、以下の著名な情報源を基にしています。

これらの情報と経験をもとに、私なりの解釈とアドバイスをお届けしました。

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