Webマーケティングへの転職を考えているけれども、「30代未経験では難しいのでは?」と悩んでいる方々へ。
Webマーケティング業界は若い世代が目立ちますが、30代未経験だからといって転職の道が閉ざされているわけではありません。
実のところ、私自身がその最たる例です。
この記事では、30代の方々がWebマーケティング職へ転職するための実践的なステップを解説していきます。
未経験であっても、適切なアプローチと戦略を身に付ければ、マーケティングの世界へ転職する事は十分に可能です。
それでは、具体的な転職への道のりを一緒に見ていきましょう。
マーケティング転職Step 0:時間を作る
マーケティング職への転職は資格よりもスキルが重要であり、そのスキルを身に着けるためには、学習に専念する時間が絶対に必要です。
そのため、子育てや中間管理職として多忙な30代にとっては、学習のための時間を見つけることが最初の挑戦です。
例えば、私は、忙しい日常の中で短い休憩時間や通勤時間を利用して勉強し、マーケティングのスキルを身に着けました。
自らの時間を効率的に管理することで、キャリアを変えるための大きな一歩を踏み出したのです。
マーケティングへの転職を成功させるためには、まず時間を作ることから始めましょう。
マーケティング転職成功のための学習時間
マーケティング職への転職を成功させるためには、まとまった学習時間が必要です。
例えば、化学メーカー商社からwebマーケティングへ転職を成功させた人物は、週に40時間、合計で480時間を学習に費やしました。
参考元:マケキャン公式blog
私自身も、週に14時間、3年間で合計504時間の学習を通じて、EC企業の企画職からwebマーケティングへの転職を果たしました。
これらを目安に、一定の学習時間を投資することが、転職成功への鍵となります。
時間を創出する戦術: 30代のための時間管理術
戦術としては、以下の通りです。
step.1
健康管理:体調を整えて、一日の活動時間を最大化させる
step.2
時短:徹底的に日常生活の無駄を無くし、更にお金で外部委託して時間を作る
step.3
優先順位:時間管理の思考法を身に着けて、優先順位を間違わないようにする
これにより、忙しい日々の中でも学習に必要な時間を確保することができます。
それぞれの詳細を次にまとめています。
健康を管理して時間を最大化
病気になれば、時間を大幅に失ってしまい、好調であれば集中力を高める為、健康は、時間の最大化に直結します。
そのため、健康の源である食事と睡眠については、徹底的に質を高めていく必要があります。
私自身、食事はオートファジーに基づいて管理し、食べ物にも注意しています。
※食事管理の詳細については、以下の記事にてまとめています。
そして、睡眠に関してもこだわりを持ち、時間、質をスマートウォッチで計測し、PDCAを廻します。
質を高める為には、瞑想、ストレッチ、ヒーリングミュージック、入浴剤を取り入れています。
たとえば、以下の様な自然を感じられる音楽を聴くことで、副交感神経優位な状態にしてリラックスさせて一日を終えています。
これらの健康管理の工夫により、毎日のパフォーマンスが向上し、学習に必要な時間をしっかりと確保できるようになります。
効率化の極意:日常生活の時短テクニック
お金で時間を買い、SNSから家事スキルを身に着けます。
私は、食材の買い物はネットスーパーで済ませたり、洗濯は洗濯便で依頼したりして、時間を買っています。
以下の様にスタバを注文する時に、デリバリーを活用したりしています。
更に、Instagramで時短のコツを学び、日常生活のあらゆる面で効率化を実践しています。
以下の様なお掃除や料理の時短スキルを学び実践しています。
このような小さな工夫が、マーケティングへの転職成功につながる大きな時間を生み出すのです。
効果的な思考法で時間管理をマスター
自分の目的の為に時間と言う資源を勉強に配分する為、考え方を身に着ける必要があります。
私は「7つの習慣」を読んで、自分の価値観を明確にして、優先順位をつける時間活用方法を学びました。
この本を読んで、目標に向けて、重要ではない飲み会などを排除し、勉強や転職活動に必要な時間を充てる優先順位を付けられるようになりました。
この様に、時間管理の思考法を身につけることで、勉強時間の確保が大事です。
▼もっと詳しくより実践的に時間創出方法を知りたいという方は次の記事もご覧になってください。
次に、この確保した時間を使って、どの様に勉強していくかが重要になります。
マーケティング転職Step 1:マーケティング活動に触れながら勉強をする
マーケティングでは、実践に触れながら学ばないと、無駄な時間を過ごすことになります。
3C分析、4P分析、STP分析など知識として持っているだけで、使いこなせないと何の意味も無いです。
目標が定まらない内に情報収集に没頭すると、迷走してしまい、誤った方向に向かい時間の浪費に終わることがあります。
私は、ブログで成果を出したかったのに、初めはノウハウ本を読み漁って時間を浪費していました。
結果として、以下の記事で纏めていますが、きつい思いをする羽目になりました...
まずやるべきことは、実践であったのです。
この後は、具体的な実践の方法について、まとめていきます。
▼情報収集で気を付けるべきことに関しては、次の記事でご紹介しています。
実践で学ぶ: 効果的なアウトプット方法
個人で始められるマーケティング活動として、無料でアクセスしやすく、成長の機会も多いブログとSNSは最適な選択です。
ブログとSNSを選ぶ際、自分が目指すBtoCとBtoBの商材に応じて戦略を意識すれば、より役立つでしょう。
- BtoC:感情を刺激するInstagram、TikTokが最適
- BtoB:論理的な情報が重要なので、Twitterやブログが良い相性
ブログとSNSを使った実践的なアウトプットを通じて、マーケティングのスキルを磨きましょう。
▼ブログの始め方などの詳細については次の記事をご参考ください。
次では、それぞれの施策に於いて、どんなツールを使うべきかを簡単に見ていきます。
WordPressでのブログ構築:マーケティング転職への必須スキル
ブログを始める際、マーケティング転職を考えるならWordPressが最良の選択となります。
何故なら、実際の企業が取り組む多くのWeb施策では、WordPressが主流だからです。
WordPressを使えば、サーバーやプラグインの使用など、SEO以外の知識も身につけることができ、マーケティング職への転職において非常に価値のあるスキルとなります。
WordPressでブログを構築することは、実務に直結する貴重なスキルと経験を積むことができるでしょう。
SNS活用戦略:ターゲットとブランドに合わせたアプローチ
企業のSNS戦略は、企業のフェーズに応じて活用方法が大きく異なります。
- スタートアップ企業:ブランディングのためにTikTokを活用している場合もあります。
- 老舗大手企業:SNSでの情報発信について慎重なアプローチで、使っていないケースもあります。
- ベンチャー/中小:Twitterを活用して企業のトップが率先して情報発信を行い、売り上げ向上に繋げている例もあります。
この為、転職シーンに於いては、企業の戦略を見極めて、自己PRすることが重要になります。
動画編集スキルが高い点をアピールしても、動画施策やっていない企業であれば、響かないでしょう。
▼未経験での自己PRの作成方法については、次の記事をご参考にしてください。
これらのアウトプットを戦術として添えて、その戦術を補強するためにインプットをおこなっていきましょう。
次にインプットの選択について、見ていきます。
学びの最適化: インプットの賢い選択
マーケティングを学ぶ方法は大きく分けて独学とスクールがあります。
それぞれのメリットとデメリットを簡単に紹介します。
独学に関する魅力とリソース
メリット | デメリット |
---|---|
コストを抑えることが出来る | 莫大な時間を要する事がある |
コストを抑えられて、自立することができる等メリットは多くあります。
実施するのであれば、学習中に出くわした課題に対して、適切な図書や動画、セミナーの選択が鍵となります。
取り組み始めは、コトラーのマーケティングのような概念を学ぶよりも、沈黙のWEBマーケティングの方がよっぽど役立ったりします。
この適切な学習方法の選択が難しいポイントになります。
その為、資金があり、時間に余裕がない30代ではオススメ出来ない方法です。
スクールで学ぶメリットと選択肢
メリット | デメリット |
---|---|
最短で学ぶ事が出来る | 高額 |
時間の無い30代にとっては、最善の選択肢となる可能性が高いです。
多くのスクールでは、個別のカウンセリングを提供し、学習者の目標や課題に応じた指導を受けることが可能となり、誤った方向に向かうことを防ぎます。
更に、自分がつまずいた時にメンター相談することで、ネットには載っていない情報にもアクセスが出来るので大幅に時間短縮になります。
只、高額になる場合が多いので、自分の予算に合わせた選択が重要です。
以下にスクールの一例を挙げさせていただきますので、ご参考ください。
月額4,980円で使えるスクール:Withマーケ▼マーケティングスクールの比較含めて、Withマーケに関しては、次の記事をご参考にしてください。
これらは、マーケティング転職への道をスムーズにします。
マーケティング転職Step 2: 自分の市場価値を確認する
自己の市場価値を確かめるためには、実際に市場に出てみることです。
企業の担当者やエージェントとの面談を通じて、現在のスキルが通じるのか確認する事ができます。
企業担当者からは、現場意見となる具体的な話をもらい、エージェントからはマクロな視点で論理的な話をもらうことが出来ます。
次に、それぞれ、どの様に実施すればよいかを纏めていきます。
キャリアSNSを通じた市場価値の評価
GREENやWantedlyなどの転職サービスでは、企業の人たちと直接やり取りすることが可能です。
特にベンチャー企業では、カジュアルな面談が容易に設定でき、書類選考なしで直接話をする機会を得られます。
これにより、採用担当者の反応や率直な意見、アドバイスから自分の市場価値を推し量ることが可能となります。
以下の記事で実際に私も同じようにこの手法で、市場価値を確かめました事を纏めています。
キャリアエージェントの協力による市場価値の把握
エージェントサービスの利用は、企業担当者との面談よりも簡単で純粋に申し込みをおこなえばよいです。
ただし、エージェントによっては、自分の市場価値が低くサービスを受けられない所もあります。
面談に進めても、自身のスキルが圧倒的に不足している場合、マーケティングをオススメされない場合もあります。
このステップで、ある程度自身の中でいけると思える評価を受けられましたら、本格的に転職活動を進めていきましょう。
まだまだだと感じるようであれば、現職で頑張り、マーケティングスキルを磨き、勉強して、市場評価を上げられるように努力しましょう。
市場評価を上げるに際して、実績を出すことが一番ですが、資格取得して、熱意、知識をアピールする戦略も有効です。
以下の記事では、マーケティングの資格について、まとめていますので、併せてご参考ください。
マーケティング転職Step 3: 本格的に転職活動を始める
勉強と市場価値の確認が終わり、転職への可能性が見えたら、本格的な転職活動を開始するタイミングです。
転職活動は通常2-3か月の短期間で集中的に行われるため、現職との調整や面接スケジュールの準備が必要になります。
そのため、効率的に活動を進める必要があります。
たとえば、エージェントを活用したり、Chat-GPTなどのAIツールを活用したりすることをお勧めします。
転職活動でのエージェント利用について
エージェントの利用について、自身の転職の熟練度や業界理解、職種理解度に合わせて、選定する必要があります。
- 大量掲載型:DODAやリクルートなど、多様な選択肢を得られますが、エージェントの対応が荒い為、熟練者向けや初期フェーズの試しで使うサービスになります。
- 中堅丁寧型:type転職エージェントのように丁寧な対応をしてくれるエージェントは、選考の最終段階や転職初心者に役立ちます。
type転職エージェントを使った感想は以下にまとめています。
自身の状況にあったエージェントを利用しましょう。
▼エージェント全体に関しては、次の記事をご参考にしてください。
転職活動での効率化
転職活動には、Chat-GPTのようなAIツールを活用することも有効です。
履歴書作成や職務経歴書のアシストや、面接で上手く答えられなかった質問への回答も求めることができます。
ポイントは、GPTに役割を与える事で、『キャリアエージェント』として回答してもらうようにしましょう。
GPTstoreに「キャリア・就職・転職アドバイザー」もあるので、そちらを利用するのも効果的です。
まとめ
キャリア選択でも、PDCAを回していくことが、30代未経験でもマーケティング転職を実現する方法となります。
- Plan:時間を確保してリソースを使う方向を決める戦略を練る
- Do:戦術を策定し効率的に勉強
- Check:自分の市場価値を推し量る
- Action:再度勉強か、転職活動開始か
これを繰り返すことで、30代未経験でもマーケティングへの転職が可能となります。
▼これらの成果として、得た業務の詳細を次の記事で記載しています。